生まれた瞬間から死ぬ瞬間まで、ずっと自分のそばにいてくれる存在ってなんだと思いますか？

それは呼吸。

友達や家族はいつか離れ離れになるかもしれない、住んでいる国にずっといられるとも限らない。でも呼吸だけはいつもそばにいてくれますよね。

ストレスを感じたとき、何が変わると思いますか？

呼吸です。

怒りを感じだ時、何が変わりますか？

やはり呼吸です。

呼吸の変化とともに私たちは色々な感情を経験しています。

例えば集中しているときは一瞬、息を止めていたり、イライラや不安を感じているときは、浅い呼吸をしていたりしませんか。でもその種の反応は自然に生じるものであって、息を止めると集中しやすくなるわけではないですよね。浅い呼吸はむしろ不安を強めてします。一方、コントロールされた呼吸は即座に心を落ち着かせてくれます。呼吸は私たちの自律神経を左右します。こちらは後ほど詳しく。

何千年も前から、ヨーガの行者たちは自然治療力を引き出し、エネルギを高め、今この瞬間に意識を集中させるために深呼吸法（プラーナヤーマ）を実践してきています。

古代から呼吸とは「わたしたちの最奥にある生命の現れ」などと言われてきています。

また深呼吸法の様々な効果は科学的に証明されていて、

例えば、心臓血管系の健康改善、全体的なストレスレベルの低下、さらには学力テストの成績向上まで期待できると言われています。

すなわち、呼吸を整えれば、どんな感情であれ、自分自身とつながっていられる。心身を落ち着かせ自分の中心軸に戻って、ストレスを解消する事ができるというわけです。

レナジャポンがおすすめする深呼吸法は朝、晩のリーティンに簡単に取り入れられる「深呼吸洗顔」。それ以外にも、呼吸が浅くなっているとか、息が詰めていることに気づいた時は深呼吸をするよう心掛けてみてはいかがでしょうか。

「深呼吸洗顔」は自律神経を整えるてくれるのはご存知ですか？
さて、自律神経とは一体なんでしょうか。

自律神経をつかさどっているのは、交感神経（緊張状態）と副交感神経（リラックス状態）。

私たちが、朝、眠りから覚めると、自律神経は副交感神経から徐々に交感神経に切り替わり、活動モードに入ります。そして、日中をすごし、夜、休む時には、再び交感神経から副交感神経に切り替わり、昼間の緊張状態がゆるんで休養モードに入ります。交感神経と副交感神経がバランスよく働き、スイッチがスムーズにきり替わることで、私たちの健康は持続されているのです。

しかし、ストレスや生活習慣の乱れが続くと、交感神経ばかりが働き副交感神経とバランスよく切り替わること事ができなくなってしまいます。

「身体が緊張して眠れない」などの原因もそこにあります。

そこで「深呼吸洗顔」の出番です。深呼吸が自律神経に働きかけ、スイッチの役割をはたすのです。そのギアチェンジはゆっくりであればあるほどいいと言われています。

ポイントは、普段、無意識に行っている呼吸を意識して「ゆっくり、長く息を吐く」こと。深く呼吸をして、酸素をたっぷり体に巡らせながら、ゆったりとした気持ちで洗顔します。呼吸を意識することで、自然と手の動きもゆっくり、優しくなり、急いでゴシゴシ洗わなくなります。

私も朝晩、「深呼吸洗顔」でゆっくりギアチェンジ。
朝は「今日も元気に行こう」という気持ちになりますし、夜はぐっすり眠れます。

実は「深呼吸洗顔」の良さはそれだけではありません。

洗顔後の肌がまったく違うのです。

朝の忙しい時間など、石鹸を手できちんと泡立てず、顔の上で泡立てて、ジャガイモを洗うようにこすり洗いをしていませんか？そんな「作業洗顔」では、肌を傷つけるだけでなく、古い角質も落としきれず、化粧品の保湿成分も届きにくくなってしまいます。

「深呼吸洗顔」をすると、洗いたてなのに、保湿ケアの後のようにしっとり、やわらか。鏡の中の自分の顔が、ベールを1枚はがしたように一段と明るく、透明感のある肌になっていることに気づくはずです。

さあ今日から「深呼吸洗顔」をはじめてみませんか。

「深呼吸洗顔法」
１、洗顔石鹸を泡立てる際に、深く息を吐きながらします。

２、息を吐くことで力が抜けるので、いい泡があっという間にできます。

３、泡を顔にのせたら、泡を吸い込まないように深く呼吸をしながら手を動かします。

深呼吸をしているので、自然と手の動きがゆっくり優しくなります。

４、すすぐ時もお湯をかけるたびに息を吐きます。やさしく何度もお湯をかけるので、肌が温泉からあがったようなやわらかな肌に。

ポイント：
吸う息で、ポジティブで有益なエネルギーが入ってくるのを感じる。

吐く息で、ネガティブで有害なエネルギーが出ていくのを感じる。